虹色定期便
このドラマの中で旅館「晴海荘」として、当「根本山荘」が登場しました
第一話・転入生はつらいよ?
大型トラックが浜松動物園にやってきた。名古屋から新任獣医・秋山大祐一家の引越しである。と、そこへまた一台のトラックがー 。小型の黒ザル・ピーコが搬入されて来た。新入り同志ということで、長男・大河(たいが)が握手を求めるが、ピーコは無視。
引越しの荷物が次々と運び込まれる中、ダンボールから赤ちゃんのガラガラが一つこぼれ落ちた。以前可愛いがっていたウサギの形見だ。大河は思わずガラガラを抱きしめた。この光景を目撃しほくそ笑んだのが、引越し出前に来たうなぎ屋「山いち」、の倅、一朗だ。その夜、大祐の歓迎会が「山いち」で催された。大祐はここ浜松の出身で、「山いち」、花農家、旅館「晴海荘」の主人たちは、みんな同級生。思わぬ故郷帰りとなった新任獣医の歓迎会は、懐かしい同窓会となってゆく。
一方、残された大河と弟順平は、夜の静まり返った動物園の職員宿舎に取り残され、震え上がっていた、遠くにいるはずのライオンや虎の息づかいが、まるですぐそばのように聞こえる。心配して見に来た隣人の飼育係の吉田青年に、抱きついてべそをかいてしまう。と、そこへ再びあの一朗が・・・。大人に頼まれ、大河たちに夕食を届けに来たのだ。
翌日は初登校の日。寝不足の大河がフラフラ歩いていると、いきなりカウンターパンチ。一朗のイタズラに大河はずっこけてしまう。そして昨日のガラガラとべそかいの噂が囁かれ、大河は、周りを囲む旅館の娘・はるみ、花農家の娘・百合、織り屋の息子・修たちの、大爆笑の的に。怒った大河が一朗につかみかかろうとすると、担任の女性教師・布施先生が割って入り、ケンカは渋々停戦に・・・。
やっと下校。ところが待ち合わせ場所に、弟順平が来ない。どうやら一朗たちは弟を見かけたらしいが、わざと教えようとはしない。はるみたちが見かねて「転校生をいじめるな!」と抗議するが、柳に風。逆に「はるみ、お前、転校生にきがあるのか?」とからかわれる。カチンときたはるみは、独自のルートで聞き込み、情報を得る。大河と同様、順平も新しいクラスでからかわれ逃げ帰って、今は動物園内の売店のおじさんのところにいるらしい。またしても地域の伝達力のすごさ。しかし今度はそれに助けられた大河だった。まったくやっかいなところに引っ越してきたものだ。
 第二話 「赤い花、白い花」 謙虚な心をもち、広い心で異なる意見や立場を大切にする
はるみと百合は、大の仲良し。
 旅館を営む両親を手伝うはるみは、クラスでもリーダー的存在。しかし、しっかり者すぎて、甘え下手な一面も。一方花農家の一人娘・百合は、両親・祖父母に可愛がられて育った甘え上手。全く違う二人だったが、なぜか気が合うのだ。
ところが、そんな二人の仲に亀裂が入った。男子達が内緒で行った女子の人気投票で、百合がダントツ一位。そのとき男子が「百合は優しくて可愛いけど、はるみはきつくて可愛げがない」と言ったのだ。はるみは面白くない。百合だって、はるみと二人っきりだとバンバン男子の批判をするし、結構きつい。ただ男子の前では。絶対出さないのだ。そんな中、クラスで催した大河の歓迎ピクニックの日、はるみと百合、二人のバトルに火がついた。集合場所に現れた百合が、一人だけかわいいスカートで現れたのだ。前日に、女子みんなで、あれだけ服装はピクニックに合うズボンとスニーカーに決めたはずだったのに。はるみが抗議すると、百合は平然と「だってこの服、着たかったんだもん」。はるみは遂に、今までの百合の協調性のなさなど、一気に不満をぶちまけた。すると百合も反撃に出た。「はるみちゃんだっていつもいつも一方的に仕切らないでよ!」はるみと百合の剣幕を呆然と見守る男子達。今日の主役の大河もそっちのけ。やがて、クラスの女子たちは、はるみ派と百合派の真っ二つに分かれてしまう・・・。しかしピクニックから帰った百合は、気になってはるみの旅館へ向かう。そこで一生懸命旅館の仕事を手伝うはるみの姿を見て・・・。
*考え方の違う友達。でも本音をぶつけ合うことによって生まれてくる真の友情を
        第二話 はるみちゃんと百合ちゃんの仲直りシーン、撮影風景
第三話 「父の背中」父母、祖父母を敬愛し、家族の幸せを求めて進んで役立つ事をする
今までほとんど家にいなかった父、だが、常にいるようになって、一家は戸惑うことになった、父の居場所がないのだ。邪魔者扱いされて、すねる父。大河にしても2DKでは、自分の部屋ももてず、不満がつのる。母も単身者用の狭いキッチンにお手上げ状態。「家を買おう!」一家は固い決意を誓い合い、その日から節約生活へ没入した。ところが大河にとって変ったことがあった。不便さはあるものの、父とのふれあいの時間がもてるようになったのだ。風呂も一緒に入り、節約のため床屋も父がやることに。不器用ながらも奮闘する父に、ちょっぴり感激する大河。
そんなある日、大河は風呂で洗う父の背中が妙に寂しげなのに気づいた。新参のピーコが、新任獣医の父に、一向に心を開いてくれないのだ。それを聞いた大河たち一家は、父のピンチを何とかしようと、作戦を練る。大河は父と一緒にピーコの檻に通い、母は節約生活の中で出た葛野菜を丁寧に煮込んで、ピーコにスペシャルスープを作ってやる。果たして家族の奮闘の結果は・・・?*父だって悩む。親子のふれあいを通して絆を描く。
        第四話 「イグアナの行方」自然の偉大さを知り、自然環境を大切にする
放課後、晴美たちが遊ぶ公園に、イグアナが現れた! 悲鳴を聞いて一郎と修も駆けつけた。放っておくわけにもいかず持ち帰るわけにもいかず、大河の父の働く動物園の事務所にもっていくことになる。しかし大河の父は、はるみたちに、長くとも一週間くらいしか預かれないと言う。動物園の動物病院も広い施設ではなく、病気の動物達を収容しなくてはならないためだ。「じゃあ、どうすればいいの?」とはるみが聞くと、ショックな答えが返ってきた。逃げ出したのであれば、飼い主を見つけ出すこと、万が一捨てられたのであれば、保健所に引き渡さざるを得ず、その場合、やがて処分されてしまうと言う。さらに大河の父は、人間が野生化したペットを大量殺害している事実なども話して聞かせる。愕然とするはるみたち「絶対に飼い主を探し出す!」とみんなの飼い主探しが始まった・・・。
*人間にとって動物を飼うとは?動物園のあり方を含めて、人間が動物の一生を預かる責任を考える
       第五話 「大人にも夢がある!」働くことの意義を理解すると共に、社会に奉仕する喜びを知って公共のた             めに役立つように努める
子供にとっての永遠のテーマである「将来の夢」布施先生は20年後の自分の姿を絵に描く課題を与えた。当然クラスはこの話題でもちきり。夢を語り合う。はるみの夢は外交官、百合はデザイナー、修はノーベル賞も狙える研究家になりたいと話す。大河は何か柔道を生かした仕事をしたいと考えている。そんな中、一人浮かない顔の一郎。「俺の夢は、ただ一つ。うなぎ屋だけにはなりたくない!」5人は話していくうちに、全員が、夢はバラバラでも家業を継ぐのだけはイヤだと思っていることで、意気投合する。一郎の発言を伝え聞いた父・太一郎は、大ショック。店を閉めるとまで言い出した。同級生の父親達が集まり、なぜ子供達は家業だけはいやがるのか、それは親たちの日々の不満の行動が、その職業に対する夢を奪うのではないかと話し合う。「太一郎、お前の今の夢は何だ?」と大河の父に聞かれた一郎の父は、いきり立つ。「大人にだって夢がある!」翌日から、太一郎はせっせと何かの準備を始めた。一週間後、一枚のチラシが、各家庭に届けられる。それは太一郎が長年温めてきた夢、うなぎ屋としての新しい企画だった・・・。
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